長年、客間として使われていた我が家の和室が、この春から小学生になる息子の部屋に生まれ変わることになりました。以前の和室は、落ち着きはあるものの、重厚な色合いの天井や襖が、子供が過ごすには少し大人びすぎているように感じていました。そこで私たちは、息子が自ら選びたくなるような明るい洋室へのフルリフォームを決意しました。まず選んだのは、傷に強く、手入れのしやすいメイプル材の明るいフローリングです。畳を剥がした後の床下地もしっかり補強してもらい、走り回っても響きにくい構造にしてもらいました。壁紙は、息子が大好きな淡いブルーを一面に取り入れ、残りは清潔感のあるホワイトで統一しました。襖だった入り口は、指を挟みにくいソフトクローズ機能付きの白いドアに変更し、押し入れはシステム収納を組み込んだクローゼットに作り替えました。リフォームが完成した日、真新しい部屋に入った息子の輝くような笑顔は、今でも忘れられません。以前の和室では布団を敷くために毎日の上げ下ろしが必要でしたが、今ではお気に入りのベッドを置き、自分のデスクを構え、自立心が芽生えてきたようです。和室特有の「静」の空間が、子供の成長と共に「動」のエネルギーに満ちた場所へと変化したことを、親として嬉しく感じています。また、和室の時は掃除機がかけにくかった畳の縁や隅々まで、フローリングになったことで毎日サッと掃除ができるようになり、家事の負担が減ったことも意外な収穫でした。古い和室は、その家が刻んできた歴史の象徴でもありますが、それを新しい世代のためにリフォームすることは、家という器に新しい命を吹き込み、家族の物語を未来へと繋いでいく大切な儀式のような気がします。新しくなった洋室で、息子がこれからどのような夢を育んでいくのかを見守るのが、今の私たちの大きな楽しみになっています。リフォームの見積もりを比較する際は、こうした見えない部分の補強や断熱、遮音に対してどのような処置がなされているのかを詳細に確認することが、数十年後も安心して過ごせる住まいを作るための重要なポイントとなります。