網戸の網を選ぶ際にまず知っておくべき重要な指標は、メッシュという単位で表される網目の細かさです。メッシュとは一インチの間にどれだけの網目があるかを示す数値であり、この数字が大きくなるほど網目は細かくなります。一般的に日本の家庭で広く普及しているのは十八メッシュから二十メッシュ程度ですが、最近では小さな羽虫の侵入を防ぐために二十四メッシュや三十メッシュといったより高密度の製品を選ぶ人が増えています。網目が細かくなれば防虫効果は高まりますが、一方で風通しがわずかに悪くなる傾向があるため、住んでいる地域の環境や虫の発生状況に合わせて最適なバランスを見極めることが大切です。また、網戸の網に使用される素材も多岐にわたります。最も一般的なのはポリプロピレン製で、安価で加工がしやすいためDIYにも適していますが、日光や雨風による劣化が避けられず、五年前後での張り替えが推奨されます。これに対してポリエステル製の網は、線が太く強度が高いため、耐久性を重視する場所に向いています。さらに耐久性を追求するならばステンレス製の網が選択肢に挙がります。ステンレス製は非常に頑丈で錆びにくく、カッターでも容易には切れないほどの強度を誇るため、防犯意識の高い家庭や長期間のメンテナンスフリーを望む場合に最適ですが、価格は他の素材に比べて高価になります。また、網の色選びも視覚的な快適さに大きく影響します。かつて主流だったグレーの網は、光を反射して白っぽく見えるため外からの視線を遮る効果がありますが、室内からの景観も少し白んでしまいます。対して最近人気のブラックの網は、光の反射を抑えて透過性が高まるため、まるで網が存在しないかのように外の景色がクリアに見えるのが特徴です。このように網戸の網一つをとっても、機能性や耐久性、視覚効果に至るまで多様な選択肢が存在します。単に古くなったから取り替えるのではなく、それぞれの部屋の用途や求める快適さに応じて適切な素材と細かさを選ぶことが、住まい全体の質を向上させることに繋がります。
網戸の網の種類と機能の違いを徹底比較