築三十五年の木造住宅にお住まいの佐藤さん。これまではタイル貼りの冷たいお風呂を我慢して使ってきましたが、ついに最新のシステムバスへのリフォームを決断しました。今回は、最も工程が多いと言われる「在来浴室からユニットバス」への変更事例をもとに、その工期の内容を詳しく見ていきましょう。工事一日目、まずはベテランの解体職人が入り、タイルの壁や床、重い鋳物の浴槽を撤去しました。在来浴室の解体は大量の廃材が出るため、搬出だけで一日が費やされます。二日目、撤去された跡には土がむき出しになっています。ここに新しい給排水管を通し、電気配線を行う「設備工事」が行われました。三日目、最も重要な工程である「基礎コンクリート打ち」です。ユニットバスの重さを支えるための平らな床をコンクリートで作ります。佐藤さん宅では、このコンクリートをしっかりと固めるために、四日目を「乾燥養生の日」として空けました。この日は現場に職人は来ませんが、リフォームの質を高めるためには欠かせない静かな一日です。五日目、待ちに待ったユニットバスの組み立てです。専門の職人がパズルのように壁パネルや床、天井を組み上げていきます。わずか一日で、見た目はほぼ完成に近い状態になりました。六日目は「内装と仕上げ」の日です。浴室の入り口の壁を復旧し、洗面所側のクロスを張り替えました。また、電気屋さんが浴室換気扇や照明の接続を行いました。最終日の七日目、朝から水漏れがないかの通水テストと、各機器の動作確認、そして周囲の清掃が行われ、夕方に引き渡しとなりました。佐藤さんは「お風呂が使えない一週間は長いと思っていたが、毎日工事が進んでいくのを眺めていたら、あっという間に感じた」と語っています。在来工法からのリフォームは、確かに日数はかかりますが、それだけ丁寧な基礎工事が必要だという証でもあります。信頼できる業者とともに、一歩ずつ完成を目指すことが、長持ちするお風呂を手に入れる秘訣です。